義父について思うこと

霊園に到着しました。詳細は『セルバンテス』にあるとおりですが、ここでは別のことを書きます。
義父については、悪いことしか聞いていないのです。ひねくれて言うわけではありませんが、どんな人間でも、いいところはあるはずです。死んだことを悲しむどころか、お金が入ってよかったと喜ばれるようなことをした義父だって、いいところはあったはず。一度ならず、二度も結婚できたんですからね。(両方とも離婚に終わったけれど……)。
一人きりで死んださびしい老人。ホスピスの人たちは、義父をどう思っていたのでしょうか。
聞いてみたいような、聞きたくないような、複雑な気持ちになりました。

『クリスマス・カロル』というチャールズ・ディケンズの小説があります。お金のことしか考えないケチの大金持ちが、死んだ友だちから紹介された過去の精霊・現在の精霊・未来の精霊に触発されて、心を入れ替える話です。19世紀に時間旅行モノを書いたディケンズもすごいですが、金持ちがどんなに嫌われているかという描写がリアルで、義父のことと共通する なにか を思わせます。

人間は変われる。どんな人間でも、変われるのです。それを思うと、妹もいずれは、という期待が胸にこみあげてくるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です