またもXさんとやりあってしまいまいした。
聞きかじりの知識を中途半端に教える人は多いですが
かりにもナイアから表彰される人がこんなことじゃねえ……
ことの発端は、ツイッターの投稿でした。
Aさん(仮称)が、自分は精神病なので保険に入れないし
いろいろたいへん、と書いてあるのを、
Xさん(仮称)が、
要件を満たせば入れるし、精神病入院も対応してるよ、とレスしたんですね。
そこでわたしは、精神病患者にとっては保険に入るのは
ハードルが高いようだ、だれでも気軽に入れるもんじゃないと
答えましたところ、
Xさんは、だれでも気軽にとは言ってない、
症状の軽重によるし、軽い症状の方の方が重い症状の人より母数が多いわけだから、
入れる人の方が多くなるよと言っただけだ。
それにこれは、公式見解じゃないのでご了承を、とおっしゃいました。
それで、わたしは、ナイアで表彰されるような人が
なにをおっしゃるやら、と意地悪なことを書いたんですが、
それには理由がありました。
今から、その理由を言います。
みなさんは、医師免許がひとつしかないことを、
ご存じでしょうか。
ひとつしかないので、医師はなろうと思えば、
たとえ実際のスキルがなかろうと、
精神科の診療所を開くことができます。
(内科や外科もおなじですが)。
さて、保険に入るには、医師の診断書が必要です。
ヘボいドクターにあたった運の悪い患者は、
症状と現状が違っている診断を
下されることがあるでしょうね。
つまり、ほんとうは「軽い」のに「重い」と診断されたり
その逆もあるかも知れません。
精神病は、長い経験と信頼関係が必要な領域ですから、
セカンド・オピニオンを取るとしても
5年、10年のスパンがかかります。
それに、患者自身の「病の軽重」も
年月によって変わることがあります。
病状が安定している人なら、保険に入ることも可能でしょうし
「要件を満たす」ことも出来るでしょうが
精神病患者には、「ドクター運」や「健康運」も必要だったりするわけなのです。
やけどや骨折、ガンといった、ハッキリ目に見えるものでもありませんから、
患者はドクターを信じるしかなかったりしますしね。
そういうことを知らないのは、無理もないとは思います。
(わたしも知りあいの精神科のドクターから聞いたんだよね)
そこで、誤解とご不快を解くために、
この記事を書きました。
長文ですし、ツイッターで書く内容でもありません。
幸い、Xさんは、noteにも参加しておられるので、
それなら教えましょう、と思ったわけです。
わたしも知らないことが多いので、
この記事も事実誤認があるかも知れません。
あらかじめ、ご了承ください。
この記事は、
https://note.com/aslia/n/n731ac38ccc3c
とおなじものです。