いだてん #25

今回からは、田畑さんという朝日新聞の政治部だった人が主人公でした。
それが、思いっきりごちゃごちゃとうるさい人でして、四三の落ち着きが懐かしかったです。
水泳が好きなんですが、身体が弱くて医者に止められております。
で、しかたなく帝大を出たあとは新聞記者になったわけ。
字が下手なので落とされそうになったけど、上司に気に入られて入社できたって、
相性って大切。

そんな彼は、体育協議会と対立して水泳連盟を設立。
しかし夏以外はやることなくて、まーじゃんばかりやってます。
それでも、なんとか冬でも水泳できる場所を見つけ、
しかもオリンピックに行くお金までゲットしてきて、
嘉納治五郎を喜ばせます。

このたびは、志ん生の得意である、
「火焔太鼓」 も出てきました。
この話、オチは知ってるけど内容は知らないのよねわたし……。
太鼓が売れて嬉しいおかみさんが、
「半鐘はおよしよ、おじゃんになるから」
というところ、しゃれてて面白いです。

「前畑がんばれ」 が出てこなかった。
この先出てくるんでしょうか。
次回は人見さんが出てくるという話。
シマさんのためにも走る彼女の
勇姿が見たい今日のわたしでした。

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いだてん #22

#22のいだてん、前半は志ん生の自堕落ぶり、
後半は四三の熱血ぶりでした。

才能があるのに、期待されると問題行動を起こしてしまう志ん生。
自分に自信がないからでしょうか、あるいは自己否定的な感覚が強すぎるのかも。
せっかく席亭が用意してくれた着物を質に入れて飲む打つ買うざんまい。
でも真打ちになったらすごいわけです。
自己破滅的ヒーローです。太宰治的なのかも。

その一方で四三くんは、反発していた女子たちのこころをバッチリつかんで
「パパ」と呼ばれるようにまでなり、スヤからは焼き餅をやかれてしまいます。
それだけでなく、足を見せて走った姿を写真に撮られて巷に流出。
女子たちのほんとのパパが、「おてんばにするために学校に入れたわけじゃない!」
とねじ込みに来た上に、四三の退職ねがいのための1万人の署名運動までしちゃう。
靴下を脱いだから日本一になれたんだと四三は熱意を込めていうんですが
まるで通じないんです。
時代を変えるって、たいへんです。

四三が退職するかも、という話が女子たちの間で盛り上がり、
女子たちは教室にバリケードつくって立てこもります。
このあたりがわたしには胸アツでした。
男らしく、女らしくなんて男が作った価値観でしょっ!
って、大正時代らしい強い叫び。
シラけてる現代の女の子たちにも、こういう姿を見習って欲しい。

四三くんが最後に教室に向かってなにごとかを言い出すところで
この話はおしまい。
シマも子どもが出来たし、のちにオリンピックにも出るようになる
人見ちゃんも出てきたし、
いやー、この話はなかなか面白かった。
志ん生、いつになったらしっかりするのやら。

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いだてん #20、#21

2週続けて参ります。
アントワープオリンピックでは、日本古来の伝統的な水泳が通用しなかったのと、
マラソン金栗が16位という惨敗とで、
体育協議会に衝撃が走りますが、
金栗の妻池部スヤが、「完走したんだから金メダルたい!」
とかばってくれました。
傷心の四三はドイツを放浪しているときに、女子たちのやり投げを見て、
ドイツは必ず復興すると確信。
帰郷するなり、東京で女子スポーツのために身を捧げることを
決意します。

しかし、東京の竹下女学校では、四三のやっていることを
拒否する女学生たちの冷たい視線が四三に突き刺さるのでした……。
というわけで、この2つで印象的だったのは、
どうしても熊本に帰って欲しいスヤさんの駄々っ子みたいなところとか、
女学生たちのやり投げを通して四三と生徒たちの心の交流ができる、
というシーンですかね。
ドイツ人に、つたない英語で会話して、びみょーに食い違うところが
ケッサクでした。
オリンピックに参戦しました、までは通じたけど、
16位だったというところで、『I’m 16』 と言ったら
16歳だと間違われちゃうのよ。大笑い。

女子たちのやり投げのシーン、女の子に『シャンがいない』 だったのが、
「言いたいヤツには言わせておけ」 四三の教育方針は 強い精神を生んだようです。
拒否していた女の子たちが、目覚めてがんばる姿に感動しました。

次回は目覚めすぎた女子たちが大活躍する話、のようです。
志ん生はいったい、どうなってるのかな。いつの間にか結婚してるみたいだけど。
このドラマはダブルキャストなので、志ん生の出番が少ないとさびしいです。

いだてん #18

もりだくさんのいだてん #18です。最低限のことだけ、書きますね。
1)日本初の駅伝を成功させた四三は、各地で行われる持久走大会に参加。著書 『ランニング』
の講演も兼ねた全国行脚、妻のスヤは放り出され、やってきた美川が彼女を四三の日記でなだめる。
その日記には、自分のオリンピック祝勝祭に西洋人形のように出てきたスヤの苦労に報いるに、金メダル以外なし、
と書いてあり、スヤは1日いただけで市電で帰ってしまおうとします。
しかし、四三はその市電を足で追いかけ、安産のお守りを彼女に渡してあげるのでした。
微笑み会うふたり。熊本の家で長男を出産、正明と名付けます。

2)一方、東京に戻ってきた美濃部くんは、ヤクザに追われる身になっていました。
遊女の小梅にヤクザのひとりが熱を上げていたのを、小梅が、
自分が惚れているのは美濃部だと言ってしまったからです
(しかしつるんでいるのは美川くん)。
1年ぐらいは東京には近づかない方がいい、と言われて逃げ出す美濃部くんの、
明日はどっちだ。

3)元三島家の女中で、今はカフェで女中をしているシマは、四三の向かい隣にすんでいます。
夜明け、まだ人通りの少ない通りで走るシマ、しかし実は大正時代、走る女はブスだと思われていました。
大正時代の美人といえば、花顔柳腰(かがんりゅうよう)。花のように美しい顔と柳のようにしなやかで細い腰、色は白く、痩せてはかなげな姿が良いとされていました。当時の女子の体育の服装といえば、袴(はかま)に革靴たすき掛けでした。
そんな風潮に異を唱えたのhが、イギリス留学から帰ってきた二階堂女史。彼女は
「チュニック」を推奨。永井さんを「古い!」と一蹴してしまいます。

4)嘉納治五郎は、神宮外苑にスタジアムを作る計画をすすめ、気勢をあげています。
「世界に恥じないスタジアムをつくり、いずれここでオリンピックだ」
四三は四三で、「もう、日本に走る道はなか」
虚脱状態……(汗)
実際、嘉納先生はクーベルダン男爵からの新書を受け取ります。
それは8年ぶりのオリンピックを
開催するという知らせでした。

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いだてん #17

駅伝がスヤと関係あったとは思わなかった。
ネタバレ いだてん #17です。
せっかくオリンピックのために準備をしていた四三でしたが、
オリンピック中止を嘉納先生から聞いてがっくり。
落ち込んだ四三を慰めようと、車夫ほか友だちが彼の借家にやってきます。
しかしやさぐれている四三は相手にしません。
そんなところへスヤがやってきて、水を四三にざばっ!
冷静になる四三は、スヤに、「さびしか……」 と打ち明け、
いつまでもここにいてくれとかき口説きます。
スヤは、思いっきり四三を慰めてあげるのですが、
四三は相変わらずマラソン馬鹿。
子どものことを口にしたスヤでしたが、相手にされないので
「四三さんが50人いればいい」
なんてグレてしまいます。
そのジョークを聞いた四三さんは、ある案を嘉納先生のところへ持ち込みます。
それは、長距離でも沢山人がいれば完遂できるというものでした。
嘉納先生、めっちゃ喜んでしまいます。

というわけで、茶店でその話に盛り上がっていた嘉納先生と四三くんたち。
女子も参加したいという女中の立候補がありましたが、嘉納先生は鼻も引っかけない。
二階堂さんに話してみたら、と四三くんが言うと、それは論外だったらしい。
女性の敵は女性というのは、よくあることです(汗)

ともかく、会議が始まります。京都から東京まで東海道53次の駅を走るから、駅伝。
名称も決まり、実際にやってみることになります。
スヤは家に帰らず、池部の姑は怒り狂います(笑)
しかし、四三が駅伝のラストを走った直後に、スヤ懐妊が判明。
スヤは家に帰る、というところで今回のお話はおしまいでした。

途中で東京オリンピックが出来なかった嘉納先生の悔しい気持ちがわかるセリフがあったんですが、
明治神宮に注目するとは先生、ちょっと驚きです。明治天皇って、この時代には崇拝されていたはずですが……。
それと、東京オリンピック招致に功績のあった人の幼少時代が出てきたとき、
美濃部くんが、「医者の言うことを鵜呑みにするのは愚の骨頂」
というシーンは、「病院に行ったら病気になる」 と言って検診すらしなかった
知り合いを思い出して、なつかしかったです。

いだてん #15

なにかに夢中になれる。それは幸せなことなのでしょうか。
少なくとも、今回の四三を見る限りでは、とてもそうは思えません。
いだてん #15です。
いきなり、お見合い話になり、とまどう四三くんに、
池部の姑は、スヤのために四三を婿養子にとりたい、
と言い出します。
一人息子を失って、虚脱していたとき。
ひとりで実家で鍋を洗っていたスヤに、
生きる希望を見いだしたらしい。
姑さん、スヤでなきゃやだって言うんですね。
スヤも、姑を慕ってます。
いい関係だ。でも、四三は家庭におさまるタイプじゃなかった。
その頭にあるのは、ひたすら、「オリンピック」 のみでした。
スヤも四三も、不幸ですよね……。

その一方で、落語 『付け馬』 で笑わせようと必死の美濃部くん。
ちっともウケなくて、些細なことから師匠とケンカ、
破門されてしまいます。
この人も、とりつかれて不幸になってるのです。
うまくなりたい、ひとを笑わせたい。
ウケない芸人なんて存在意義はない。
そのイライラを人にぶつけてしまう。
幼い、というのか、直情的というのか。
純粋に、芸にあこがれて、手が届かない人。
なんだか、放っておけないタイプ。

どんな酷暑でも耐えうる体をつくる。
そのために、海辺でひたすら練習にはげむ四三。
結婚のことも嘉納先生たちに言えず、
そのまま、破談にしようとまで決意します。
退路を断つ、というわけです。
昔から、日本人って根性論が好きですね。
平成になっても、根性論を口にする企業や有名人があったりしますし。
胸アツになる気持ちはわたしも充分判る。
バカになるのも、勇気が要ります。
がむしゃらになれたとき。
人はなにかをつかむのかもしれません。