朗読会へ、行ってきた! (その4/7)

2019/11/30、朗読会へ行ってきました。
全部で7話、朗読されていました。今日はその感想(4/7)です。

朗読者のとなりには、提灯。

藤沢周平の『驟(はし)り雨』(新潮文庫所収)の朗読は、
冒頭が 芥川龍之介の『羅生門』を連想させました。
やはりどんな偉人でも、先人の足跡の影響は受けるんですね。

主人公は、過去に身重の妻を、病気で妻子もろとも失った過去を持つ盗人。
あらかじめ、盗みに入る家の下見をしに行くあたり、
ドキドキしましたね。
悪いコトって、自分が出来ないだけに、魅力的に感じます(笑)
この主人公は、禍福はあざなえる縄のごとし、ということを
知らない人なのです。
すごく、身近に感じます。

呪いたい人がいる。
その人は、なんと血を分けた妹。
息子がいるのが憎らしい。
わたしには、子どもがいないから。

自分がどれだけ幸せなのか、
客観的に見えれば明白だけど、どうしても引き比べてしまう。
自分はどれだけやっても、デビューできない。
「5回投稿してもダメだったら諦めろ」
という作家もいる。

嘉吉は、自分の不幸に目がくらみ、人のものを奪ってしまっている。
わたしも、自分の不幸に目がくらんでないだろうか?
他人の時間という財産を奪ってないか?

病弱な母と、いたいけない子と巡り会うことで、
嘉吉は自分が店に押し入ろうとしていたことを忘れ、
ふたりを助ける道を選びます。
ありがちな話だけど、やっぱり最後まで聞いちゃった。
人のために生きることで、生きる意味を感じる嘉吉のような人にとっては、
この母子は、まともな道に戻るきっかけになるのでは……。

人生って、何が起こるか分からないけど
けっきょく、終わりはいいもんだ。
希望を抱く終わり方でした。

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