7月反省記

7月2日にローンチされたARスマホゲーム、
ハリポタ魔法同盟。
広島では、1週間で話題が途絶えました。
映画や原作を知っている人しか楽しめないし、
ARは重いしすぐスマホは熱くなるし
新しい場所を発見する楽しみもない。
リアルなCG画像はたしかに凄いとは思うけど
続けてやっていきたいかと言われるとビミョーです。
ポケモンGOよりずっとお金を使うところも
あまり評価できない一因かな。
たしかに権利関係で必要なんでしょうけど……。
ストーリーの説明も長いし、ややこしい。
翻訳調の文体に慣れてない人には、
ガックリものじゃないかなと思ってしまう。
わたしは夫と楽しみたいのでやってますが、
Nianticはもっと工夫しなければ、
長続きはしないゲームじゃなかろうか。
後発作品にしては、
Nianticのいいところが、完全に無くなった感はんぱないです。
ローリングの監修、受けてるとしても
なんか、物足りないんだよねー。
自分で工夫してゲームに付加価値を付けていく楽しみってのが
このハリポタ魔法同盟にはありません。
創造力を萎えさせるゲームってあまり評価できない。

2019/07/13、糖尿病予備軍なので甘い物を控え始めています。
こないだ行った検診の血液検査で、糖尿病予備軍だと結果が出まして、
「肥満です。減量しましょう」
としっかり書かれてしまい、それ以来晴れた日は自転車で1時間走り回り、
雨の日はヨガを1時間するという生活を続けております。
せっかく訪れている 「30歳オーバー主人公の小説募集します」 のチャンスも、
この分では間に合いません。決定です。
健康あっての創作ですからね。
糖質たっぷりのみりんが使えなくなって、流し台に廃棄。
砂糖はパルスイートになり、おやつは週一だけになり、
ヨーグルトに入れていたジャムははちみつになりました。
砂糖なしの生活なんて……。
うなされます。

いま書いている『スターマン』の影響多大な
「異世界人ジェイディス」 は、少々パクリ感が滲み出てしまって、
オリジナリティーが不足しているようなので、
破棄することにしました。
どうせ書くなら、自分らしさというものを追求したいわけです。
レーベルの色がつくといっても、最終的には作家はその文体の個性で売るんです。
わたしはまだまだ、そこまで行ってません。
構成がダメだー! 会話が単調だー! 息抜きのシーンがないぞー!!!
娯楽作家より純文学作家に向いてるかも知れないと思い始める今日この頃です。

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AIは貧困を救うか

2019年6月25日(火) 朝日新聞。
タイでAIプログラミングの1日塾を始めた日本人少年、
ディー君(12歳)
の話題がありました。
ディー君は、発達障害の自閉症スペクトラムと診断され、
両親は環境を変えるためにタイに引っ越します。
そこでディー君、働いていた母の留守中に暇つぶしに共有PCをいじって
(父親は事故死)、
我流で操作を覚えて画面が突然シャットダウンするイタズラができるまで
上達したそうです。

いまではソフトバンクの孫社長が設立した育英財団の奨学生に選ばれ、
AI開発会社グリッドからもネットを通して東京から技術支援を受け、プログラミングの課題に取り組んでいるそうで。

10年以内に、世界の家庭でAIプログラミングをする時代がやってくると予言しているそうです。
希望的観測で夢があっていいですな。

才能さえあれば、IT技術者は引く手あまたですから。
うまくやっていけば、貧困の解消にもなるかもしれない。
でも結局は、AIもカネに支配されてる。
なんでもカネさえあれば可能な時代ですからねえ。
どこまでできるか、見守っていきましょう。

現代のファンタジー論

2019年6月25日(火)中国新聞。
三次市三次町に4月26日にオープンした妖怪博物館の来館数が
5万人を突破した。

というわけで、今回もリアルとファンタジーについて考察してみます。
今回は、井辻朱美の『ファンタジーを読む』 の影響が多々あります。
あの本は、わたしにはツボでした、ファンタジーとは何か、という根源的な問いかけが
最近になって変容しているという論説が特に面白く、興味深く読みました。
ほんとは井辻朱美せんせにファンレターを書こうかな、
と思ったんですが、
底の浅い論説を書くことになりそうなのでやめました(笑)
評論家、哲学者にはかないません(惨敗)

この新聞の記事では、妖怪博物館のデジタル展示などについてもちょっと触れてありました。
来館者は家族連れでやってきていたようですが、
『ファンタジーを読む』 においては、「日常ならざるもの」 に関心を向ける人たちは、
古来、「変わった人たち」であるかのように書かれています。
また、トールキンが作った創作、『指輪物語』では、世界をゼロから作ったあたり、
まったく新しい手法だったことから、それがファンタジーの行く末を決定的に変えたと
書かれています。
そして、最近の特殊撮影や映像技術で、ファンタジー小説がリアルに
「見えるもの」
として表現できるようになったことで、
ふつーの人たちも、ファンタジーを 「逃避小説」 ではなく、
まるでテレビのチャンネルを切り替えるように「見える日常」としてとらえられ、
異世界が身近に感じられるようになった、とありました(記憶モード)。

実際、妖怪なんて古来の日本人は、家族連れで見るようなものじゃなかった。
昔話では、こわーくておどろおどろしい存在だったんです。
それが、江戸時代の絵描きが絵を描くことで「なーんだ」 ってことになって
日常化されてしまった。と、書いてあった記憶がある。
その論説が正しいように見えるのは、新聞記事が傍証していることから明白ですが、
三次の博物館がほかとちがうのは、
デジタル展示で妖怪を 「創り出す」 ことができることでしょうか。
自然界の怪異への驚き、崇敬という気持ちは、そこにはみじんもありません。
自分はなんでもできるという5歳児的万能感に根ざした、
怪異へのアプローチってところです。
神を信じるわたしにとっては、ヒヤヒヤものなんですけどね。

妖怪にせよ、妖精にせよ、人間が無意識界から創造した、という側面があるので、
子どもたちが勝手に色々書くのは自由でしょうが、
なんでもできる錯覚から、子どもっぽさから脱却できず、
現実に対処する能力を失った人々を描いた悲劇的な作品が
「君の膵臓を食べたい」 ではなかろうかと推察します。
泣けるそうですが、わたしの場合は父を思い出すので見てません(笑)

21世紀の現代。厳しい現実から逃避出来る安全な地(つまり親の援助)が用意されたりする。
立ち向かう人たちはブラック企業に飲み込まれていくという図式があったりして。
生きる力は、企業に搾取されるカネづるになっている。
そこから逃げ出し、追われて森に逃げ込んでも、悪魔を裏切ってくれるはずの援助者は頼りにはなりません。
心地よい夢、自慢できる写真や動画が新たな資産を生んだりします。

カネにまみれて美化された自然を見ながら、
「ジブリはいいなー」「水木しげるもいいなー」
とか言ってるかもしれない妖怪博物館。
なにか、大切なものを忘れてませんか。

現代のファンタジーって、なんだろう。

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いだてん #26、永遠のニシパ

まずは、今週は選挙放送だった いだてんです。(この記事は先週分です)。
先週は、四三さんのお兄さんが亡くなり、四三さんはそれをきっかけに
東京から熊野へ帰ってしまう話でした。
それと対照的に、志ん生は破壊的な生活をしながらも、
売れっ子への道を行くというストーリー仕立て。
成功していくことと性格とは関係ないんだと思うと、
世の中ってわからない。と感じます。

永遠のニシパについては、Facebookの仲間の紹介で知りましたので
一度は見ようと思って拝見しました。
正直に言うと役者が大根だという噂はほんとうで、
感情移入が難しかったですが
アイヌの文化やことば、当時の状況などがよくわかり、
ひとつの文化を滅ぼす幕府や政府のやり口と
利用されるだけで力の前に敗北したふつうの役人の
くやしさ、さびしさなどは充分わかりますので、
そこのところのシナリオが良く、
さすが大石静だと感心しました。

北海道という命名に、アイヌ語が関係していたとは。
札幌などの地名にアイヌ語が混じっていることは知っていましたが、
そこまで広いとは思ってなかったです。
松浦武四郎はセンスありますね。
センスがあっても、巨大な力の前には無力。
歴史に学ぶことは多いと思いました。

語りが中島みゆきだったそうですが
落ち着いた語り口調でした。
歌手というイメージより、ずっと作品に寄り添っていて
それも良かったと思います。

アイヌのように、大きな力の前に滅ぼされる種族は多い。
自然界でも、そういう種族があったりするわけです。
人間って、おそろしい。

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個人情報集め 転職誘うAI

2019念6月23日 朝日新聞。
「個人情報集め 転職誘うAI」というタイトルで、
私も知らない「自分」を、人工知能(AI)が分析していたとしたら。
大量の個人データからその人を評価し、
企業の採用や人事管理に活用する動きが広がりつつある。
私たちはどこまで見透かされているのだろうか。

と、冒頭の記事にあるんですが、LAPRASという人材サービスの
AIベンチャーは、データは個人情報保護委員会に届け出ており、
提供されたと知った本人が希望すれば
情報の利用を停止できると説明。
CEO(27歳)は、「天職は偶然出会えるのではなく、AIを使って必然に変えたい」
と語っているそうです。

ただ、スポーツ界ではAIの予想以上の働きをする選手もいたりして、
分析はやめて「おまえならできる」 と送り出すこともあるそうです。

この同じページに、働き方改革と言われても普段考えてないから困るんじゃないか、
色んな人の色んな経験や知識を集めるのが大切、
というどこかで聞いたようなセリフを吐く女性の記事が載ってましたが、
単一化に慣れている日本人に、多角的なものの見方ってできるのかね。
わたしだって、月並みなことしか言えてないからねえ。

AIが行動パターンを読んで、それにアドバイスしたりするようになる。
星新一に、「妖精配給会社」ってショートショートがありますが、
おだてまくる妖精にみんな支配されて、
疑問すら抱かなくなる未来図がありました。
データを使われないように、ツイッターにつぶやくのも最小限にしている
最近のわたしでした。

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フェイクな偶然・フェイクなリアル

2919年6月23日(日) 中国新聞。
フタバ図書 ジ・アウトレット広島の書店員の言うのには、
「あなたの ”偶然” ホンモノですか?」
といいう帯の「偶然仕掛け人」
という本があるそうです。
内容は未読のためわかりません><
なんとなくそそられるので、
図書館で借りることにしました。(いま予約待ち中です)

この中国新聞の記事では、書店員の仕事として、
本屋にやってきた人が 「ついでにこれも買っていくか」
と本棚を眺めて買っていくのが仕事としてやりがいがある、
と書いてあったと思いましたが、
(要約が間違ってるかもです、原文をあたってください)
意図された偶然という点では、ポケGOのような、
道を歩いているだけでモンスターと遭遇するというのもあるわけです。
これはNianticによるあきらかにフェイクなリアル(意図された偶然)というべき現象です。
ポケモンの存在は、Nianticのサーバーによってランダムに表示されますからね。

このあたりで、偶然性とリアルの関係性というものを
ちょっと考察してみたりします。
バカな考え休むに似たりですが、まあ、ほとんどアクセスがないから
言いたいことが言えるんです(これで権威ある人からコメが入ってたら緊張する 笑)

ポケモンじたいはファンタジー的世界観を持っておりまして、
Nianticはこのファンタジーを現実に侵食させることに
成功したのでした。
続けている人にとっては、日常がファンタジーになってしまったわけです。
それと同時に、現実というモノは色を失ってしまいまして、
「神社とポケモンの写真が撮れた」
とか、
「食事をしているポケモンの写真」
などというものまでネットを騒がせていましたっけ。
偶然を仕掛けた人たちによって、ポケモンなしの生活が
つまんなくなってしまった面はいなめないんじゃなかろうか。
ほんとにそれでいいのかな、とふと思う今日この頃(Nianticは嫌いじゃないが
なにを考えてるのかよくわからんところがあるんだよね……)

自転車で町をぶいぶいやってますと、
日差しがだんだん暑くなってくる実感とともに、
自分のリアルがどこにあるのか、
ときどき 見失うことがないだろうか。と思う。
家に帰って俳句の歳時記をながめつつ、
日本には四季があって、それを楽しむこころの余裕があったはずなのに、
まわりにポケモンがごろごろしているために
四季のうつろいというものへの関心が薄れていく危惧も抱くことがある。

ほんとの現実がフェイクなリアルに圧迫されて、力を失ってしまっている。
偶然が仕掛けられているというのなら、拡張された現実はどこまで人間のこころを拡張していくのか。
「はてしない物語」のバスチアンのように、
世界を創造する力をむやみとつかいすぎて
自分自身を見失ってしまい、
ものをいう機械やAIにおだてられるままに
刹那的な人生を歩むことになりはすまいか。

やがて自分自身が断片的になったとき、
地球上に巨大な力を持つ個人としての「人類」が
バラバラになって他者に無関心になる。
プライバシー保護だ、炎上がこわい、ということで
本音を言えないギスギスした世界がやってくる。

ほんとうってなんだろう。

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赤いクワガタ? 広島で発見!

2019年6月22日(土) 中国新聞。
赤いクワガタのような甲虫
ヒラズゲンセイを、福山市神辺長の会社員
松本さん(16歳)が自宅で見つけた。と書いてありました。
四国、九州地方などに住むが、県内での発見例は非常に少ないそうです。

18日午後6時半頃に塀にとまっているのを見つけたそうです。
この虫、近年生息域を広げていて
中国地方では2018年8月に福山市坪生町で発見されるまで、
岡山県内でのみ発見されていました。
農作物などに害はないけど、体液には毒があるため、
握りしめないようにと注意書きが書いてあります。

甲虫といえば、夏の象徴です。
百貨店などで買ってきたらなにを食べさせるでしょう?
スイカ? 砂糖水?
いやいや。
最近では、専用のエサがあるそうです。
スイカなどだと、腹を壊すんだってさ。
形が格好よかったり、性格がよかったりするだけで
自然界への扱いの違う人類でした。

珍しいものを見つければ報道されるわけですが、
インターネットでは、珍しいパロディも動画放映されています。
夫の教えてくれた、『にゃんぱく宣言』。
さだまさしが歌ってます。最近 CMで流れてるのかな。
猫でも甲虫でも、いちど飼われると解放されることはなく、
ご主人さまはただ一人、ということが多いはず……
捨てる人もいるかもしれないけどね(笑)

なにが言いたかったのかよくわからない今日の日記でした

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京都アニメーション、放火される

2019/07/20時点のニュースでは、男が京都アニメーションに刃物を持って押し入って、
ガソリンまいて放火したことまではわかっていますが、
それ以降はなにがなんだかわからなくなっています。
亡くなられた方には、ご冥福を祈ります。

これはファンタジーと現実を区別できない人間のやることだ、
とする論説も見ましたが、
これは、推理小説が殺人を助長するという意見と同じで、
まったくの戯れ言だとわたしは思う。
もしそれがまかり通るなら、本を読め、というかけ声は
否定されることでしょう。
そもそも本を読むことは、そこから影響されることも含まれる。
良書を読んでも、悪い影響を与えられる人だって
いるんです。(『若きウエルテルの悩み』に影響されて自殺するとかね…… 汗)

本が罪悪だと言われていた時代だって、昔はあったんです。
(江戸川乱歩なんか、明治時代に発禁処分にあってます)。
アニメが罪悪だというのなら、なにを根拠に言っているのか論理的に説明して欲しい。
そもそも。
過去にどれだけの媒体が、罪悪だと言われてきたことか。
「なむあみだぶつ」と唱える宗教ですら、悪と言われて弾圧された。
そしてそういった罪悪が、「平凡な日常」になっていくさまをわたしは知っている。
ちょっと歴史を勉強すればすぐわかります。

結局、理解できないものについて、安直に、
「AだからBである」
という論説に飛びついてる。
京都アニメーションの放火については、公安まで乗り出した、という情報もあります。
言論の弾圧に繋がらなきゃいいけど……。
いや、弾圧だったら見えやすい。
自主規制がいちばんこわい。

わけのわからない事件がだんだん増えているのは、
生物としての人間の本能が、
なにか、警告を発しているのかも知れない。
魂は病んでいる、というギリシャ哲学があった気がします。
病める魂の安息の地は、どこにあるのでしょうか。

鏡から我をのぞくと神になる、という神道の教えがあるそうです。
どうかそのあたりから、日本の哲学を始めてくださいな。
西洋のやり方をまなんだ人なら
日本のやり方を生み出せるんじゃないかな。

今回の事件はいたましいですが、
ここは静観といきましょう。
わけのわからない事件で心を悩ませるより、
夢に向かってGOだ!

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インスタ、いじめ対策す

2019年7月12日(金)中国新聞。
インスタがいじめを助長するという批判をうけて、
コメントを再考する表示や
不快な記事が見れないようにする対処を
AIを使ってやりはじめた、そうです。

技術が表現を規制し始める時代。
いまは直接的な攻撃表現が規制されるかも知れませんが
いずれは間接的な表現(イヤミや皮肉やイジリ)さえも 「いじめを助長する」 という意図のもとで
SNSで見られなくなるのでしょう。
なにがいじめになるのか、不快な表現とはなにか、
AI に任せてだいじょうぶなのでしょうか。
いろんなひとがいるのに、類型にはめてませんかね。

国家が表現の自由を規制するのは憲法で禁止されていますが
自主規制はどうなのかはだれも言わない。
小林よしのりなんかは、差別的表現のなかには
笑いが含まれているから
それを抜きにした笑いは気の抜けたビールみたいで
とても鑑賞に堪えるもんじゃない、みたいなこと
書いてた気がします。
よしのりはきらいだけど、言ってることは一考に値する。

傷つけ合うことで確かめ合う愛ってヤツもある。
傷つけなければわからない人間もいる。
いじめは悪いとわかっていても、人間は動物だ、なくすのは無理だと思う。
陰湿ないじめがクラスにあっても、それがあることで一定の平和が訪れているのは
事実じゃないかと思ういじめられっ子のわたしがいる。
それを変えるには、人間への深い洞察や哲学に沿った教育が必要ですが、
いままでの日本の成功体験、あるいは「常識」、「和」 という名の規制がそれを阻む。

文字で攻撃することと、口にして攻撃するのとでは違うことが
中高生にはわからない。
それを考えさせるきっかけさえ、与えられていない。
「ケンカはだめよ」 「暴力はいけません」
わんぱくでもいい、たくましく育って欲しいというのは昭和のCM。
いつから「素直な戦士たち」がもてはやされるようになったのか。
おかげで多くの子どもたちは、発達障害や不登校で苦しんでいる。
学校が生徒に合わなくなっている。
政府も教育界も、打つ手なしの知らんぷり。

いまの常識が覆されないかぎり、
いじめの根本的な解決はあり得ないというのがわたしの絶望的な持論です。
あとはSNSに関する危惧もある。
投稿する前に一呼吸置こう、「冷静になってください」 と助言するのはたしかに必要ですが、
その助言をするのが哲学者ではなく、企業側の用意したAI だというところが引っかかりますね。
いじめっ子はいじめていることに無自覚だったりするんです。
気が向かないからガン無視する、それだけ。
企業はそこにつけ込む。親御さん、ユーザーのみなさん、マスコミさんに政治家さん、
お金と技術さえあれば、この問題を解決できますよ。
ほんとでしょうか。

人間って、巧妙な面がある。
AI に指摘されないように工夫した文面を書いて、いじめる可能性もある。
だれが見ても公平で傷つかない文章なんて、だれにも書けない。(神さまじゃあるまいし)
笑いをとるという攻撃方法だってあるし、
のび太をいじめること自体が定番になってる 「ドラえもん」 のジャイアンみたいな例もある。
マジメで型にはまろうとすればする人ほど、
閉塞感がぬぐえない現状。
悪知恵の働く連中が、どんどんのさばっていくのでしょう。
「承認欲求」 だけで成り立つ世界って、こわいね。
肥大した自己をもてあそんで、イイネをつけ合ったりコメントをつけたり。
自分がほんとうは何がしたいのか、いろいろなことに「忙しい」なか、見失っていくのかもしれない。

政府も思考停止な道徳教育をしてるから、「AIが助言してくれるからいいじゃん」だよな。
めんどくさいからだれも問題視しようとしないし、話を聞こうともしない。
いいのか、これで。
もっと考えようよ、みんな。

……このサイトにはアクセスがあまりない。
だから影響力はあまりないかもしれない。
キリスト教が邪教だとか弱虫宗教だと言われたこともありますが
それゆえに言ってやりたいことがある。

「いま」 「便利」 で 「役に立つ」 からって、
それが 「幸せ」 に結びつくとは限らないよ。

それにしても、ほんとうの幸ってなんだろう。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を再読しつつ、考えてしまう
今日のわたしでした。

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8月6日に向けて

あと3週間弱で原爆投下の日がやってくるんです。もう80年ちかく経ちます。
ことしはオバマさんが来てから5月27日で3年目になる(中国新聞)節目の年です。
日本被団協代表委員の田中てるみさんは、
「米国はある意味『正直な国』ですね」
として、外交手段として脅しをかけるトランプさんに危機感を感じている旨を表明しています。
被爆者で歴史研究者の森重昭さんは、原爆の怖さを伝え続けると決意表明。
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会森滝春子さんは、
投下責任を問うてこそ、とおっしゃってます。

トランプさんが大統領になってから、脅しの外交が続いているので、
ちょっとやそっとのことで驚かなくなりました。
慣れっておそろしい(汗)
そんななか、6月26日の中国新聞では、
ローマ法王が11月24日にヒロシマを訪れることになったと
報じております。
世界に大きな影響力のあるローマ法王に資料館を見てもらって、
なんとかしてもらおうとがんばるという趣旨です。
トランプさんにローマ法王の権威が通用するかどうかは
疑問の余地がある。
あの人、それなりに信念があるらしい。
プロテスタントだから、カトリックの言うことを聞くかどうかもわからん。

否定的なことばかり言ってますが、
ローマ法王が広島に来られるのはいいことだと思います。
以前の 「空飛ぶ法王」 は、日本語で演説しました。
今回のローマ法王も、かなり革新的だとお聞きしております。
その革新性を、今回は期待したいところです。

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