検診

2020/07/02、中区へ検診に行きました。
身長・体重を計測する部屋に入っていく
銀ラメの髑髏柄(額にPの字)
を着た、黒地のTシャツ女。

ロック感覚で検診に来てるんだね。
ライブハウスも、舞台上の透明バリアに
プロジェクターつかったり
工夫してるらしいけど。

別部屋で問診を受けることになりました。
カルテの入ったPCの前で
ドクターが困惑顔。
「ごめん、ちょっと外で待ってて」
なんだろう、と外で待ってるとドクターは、
近くの検診の係員の女性を呼んで、
「すまん、PCのパスワードがわからん」
おい。

バリウムの検査のあと
はずしたマスクを置き忘れ、
取りに行くなり係のひとが、
「あっ、マスクですねっ☆」
わたしの顔は覚えやすいのか?!

検査が終った後に、あちこち歩き回り、
本屋の雑貨コーナーで広島弁のコメント
(ようがんばったの、とか、
ほんの気持じゃけとか、いろいろ)
入ったご祝儀袋を発見。
珍しいので写真に撮りました。
義母はすっかりクタクタ。
わたしはハリポタ・ゲームの
特別任務が、あとちょっとで完了する、
というところまでいきました。

毎日、小話めいた
原稿用紙一枚程度の懐かしめの話を
書くつもりだったのですが
くたびれ果てて、2日目で挫折(笑)

筋力が衰えたらしく
足が痛くなってきた。
早く体重48キロに到達しなくては
歩けなくなるかもしれない。
戦々恐々たる、この日のわたしでした。

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

ちびまる子ちゃん展に行ってきた! その3/3

2000ー2004年。
アナログからデジタルになりました。
細部にわたってキャラクターに
色指定されている。CGだから迫力も違う。
2006年実写あり。

キャラクター設定画というのがあって、
身長比較
生年月日
血液型
という基本情報から、クラスメイトとして実在していた、という情報までいろいろ。

最後のあたりで、映画になったことを
感謝する手書きのメモ。
原稿は、マスを3つあけて――を書いて
セリフを書いたりしています。

映画の公開年の七夕、
短冊に、さくらももこは
「いいことばかりがあるように」
「まる子の映画が大成功しますように!」
「みんな無事で健康で幸せでありますように」
と願いごとを書いていたようです。

全部見終わり、
メモ帳を2つ買って帰ってきました。
往復2時間程度の道のりで、
クタクタになってしまったのですが、
やはりキャラクターを設定するのは
基本なんだな、と学びました。

身長比較とか生年月日とか血液型とか、
基本情報だと書いてあったのですが、
もちろんこの基本情報のうらには
膨大な資料があるはずです。
(展示されてなかったけど)
長寿番組には、しっかりした背景が必要。

どんなに奇想天外な話を思いついても
けっきょくは、
自分の経験したことの
演繹だと、純文学の指導をしている
斉藤三郎先生は言ってました。

今まで経験したことに
きっちり、対決しなくちゃいけないなぁ。
と思いつつ、今日も爆睡する
にゃんちゃんであった(笑)

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

ちびまる子ちゃん展に行ってきた! その2/3

パネル紹介です。
『必要でなければ人物に影をつけないが、
野口さんは例外。
「ブラシ」という手法で影をつけている』
ということを、パネルで紹介していました。

野口さんがいるから、このちびまる子ちゃんも
引き締まって見えるんですね。
このアニメは、
根っからの悪人は出てきませんが、
根暗な人は出てきます。
この根暗な野口さん。
お笑いが好きというのが傑作。
アニメになったら、声優さんの個性もあいまって、雰囲気がよくわかります。
さくらももこは、人間愛が半端ない。

ブラシという手法は、フォトショップにも
用意されています。
もしかしたら、イラストレーターにもあるかも。
さくらももこは、アドビ使いか?!

1995年「お父さん」の巻で
お嬢さまの城ヶ崎さんの父親とヒロシを比べて
落ち込むまる子だが、最終的にヒロシの
かっこよさを実感する話があったそうです。

父親がだらしないって、
昭和にはありがちな話なのかしら。
男がしっかりしてくれないと
家庭は平和が守れない気もする。
このお父さんの話は観たいな。

展示されていた原稿には、
脚本と挿絵が描いてあります。
キャラクターの性格と特徴も
展示されていたセル画には、ちょっとした
あらすじとタイトルが書いてあったりします。
妖怪あずきとぎを探すエピソードは、
謎めいたラストが余韻を残す、と
書いてありました。
観たかった。

小さなパネルでしたが、
とてもたのしかったです。
明日は、この展示で学んだこと
などをご紹介します。
(明日に続く)

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

ちびまる子ちゃん展に行ってきた! その1/3

2020/05/27、ちびまる子ちゃん展(ひろしま美術館)に行ってきました。
アルコール消毒と体温を測られてからの入館。
地下に展示会場がありました。
パネルがずらり。文化祭みたい。
入り口のパネルには、こんなことが書いてありました。

「脚本を書くのは、アニメの画面をイメージして書くのですが、面白い歌を入れたり、マンガの原稿を書くのとは、違った効果を考えるのが楽しかったです」

マンガは紙ですから、歌の効果って難しい。
著作権とかがあったりしたら、
なおさらでしょう。
自作だとしても
地味になりがちだ。
テレビ局なら、音楽著作権、
ラクにクリアできるのかなー
とも思ってしまった。

ちびまる子ちゃん、ほとんど観てないのです。
なので、話の内容を言われても判らないのです。
なぜ見に行ったかというと
創作のヒントがもらえるかな、と思ったから。

そんななかで、わかったことは、
脚本もさくらももこは書いていたんだな、
ということ。
原稿の字が展示されていましたが
絵とおなじように、
へただけど、味がありましたね。

友だちのキャラクターがパネルで紹介されていました。
性格が描き分けられていて、特徴もよくとらえられていました。
友だちの性格のいくつかを切り出して
別々の、キャラクターとして
表現しているのかも(勝手な想像です)。

パイロット版のちびまる子ちゃんも、
放映されていたけど、
原作よりずっと上手な絵でした。
そのため、どこか、
冷たい印象でした。
別モノ、という感じです。

第二期は、1995年からスタート。
続きを切望するファンが大勢いたため、らしいです。
(明日に続く)
応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

宮島の仏さま・現地探訪(最終回)

この日記も、カクヨムでは別ファイルになります。
新しいファイルでも、よろしくお願いします。

2019/12/11、公民館活動で宮島の現地に行き、
仏さまを見学する、というイベントがありました。
午後13:30~16:30まで。
講師は仏像ナビゲーター、政田(まさだ)マリさん。
タイトルは、
「あなたの知らない宮島を知る・歩く」
第2回 『神の島 宮島の仏さまたち』。
今日はそのレポート(最終回)。

幸(さい)神社。境内と金(かね)鳥居(厳島神社の管轄にあるという印)
の間にある神社だそうです。金鳥居は町内への出入口。

千畳閣・五重塔。豊臣秀吉が、不動院恵瓊(ふどういんえけい)に作らせました。
ふきさらしで避暑地になっていたようです。
屋根に金箔貼ってつくったのはいいが、途中で秀吉が死んじゃったので、
お金がなくなり、恵瓊は建築を断念しました。837畳あるそうです。
1,000人の僧侶が入ってお経が上げられるように、という意図があるそうで。
いまは厳島神社の管轄。多宝堂もそうだとか。
千畳閣は、いまは豊国神社と名前を変えています。かつては芝居もここで興業されていました。

神社の中の経倉(けいそう)ということで、平家納経があったそうです。
大聖院は、祈祷寺。宮島は空っぽの神社で、もともとはこの神社に
お坊さんが山から下りてきて、お経を読んでいたのだとか。
(神社にお経……^^;)
大願寺は、それ以外。(大工や建築家が住んでいた)。
いまや宝物倉に平家納経がおさめられ、清盛の信仰の対象だった
薬師如来は、大聖院におさめられちゃった。
厳島神社の裏側には、仏教関連の施設もあったのですが、壊されてしまい、
森が植樹されています。

大願寺。山門の仁王も門も、廃寺からの廃物利用。
現代仏師、松本明慶(みょうけい)さんが作られたという、不動明王座像が
インパクトばつぐん。
弁天様の祀られた大願寺の入口には、
伊藤博文の手書きの板書がかかっています。
ここで勝海舟と木戸孝允が密談したのでした。
ここには釈迦三尊がいますが、禅宗の三尊とは違います。
(だれだったか忘れた……)

最後のあたりは、疲れてきたので、
早く帰りたかったです(笑)
終わったのは16:15ごろでした。
義母が、「かえってこーい」とTELしてきて、
主婦はつらいぜと思ったり。

また時間を作って、情報を整理しなくちゃ。
今回3日に亘ってレポートしましたが、
全体の感想としては、「面白かった」 でした。
政田さんの親しみやすいキャラクターがよかった。
歴史というと、身構えてしまいがちですが、
昔の人が身近に感じられました。
また機会があったら、参加したいものです。
公民館のみなさん、ありがとうございました。

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

宮島の仏さま・現地探訪(その2/3)

2019/12/11、公民館活動で宮島の現地に行き、
仏さまを見学する、というイベントがありました。
午後13:30~16:30まで。
講師は仏像ナビゲーター、政田(まさだ)マリさん。
タイトルは、
「あなたの知らない宮島を知る・歩く」
第2回 『神の島 宮島の仏さまたち』。
今日はそのレポート2です。

宮島には、お墓はありません。死と血は穢れだから。
だから、現世で成仏をとなえる浄土真宗は、NGだった。
浄土真宗は、肉も食べるし、女も抱きますからねえ。
しかし明治時代から観光客を相手にしよう、という政府の方針転換により、
大正時代に浄土真宗の教場が出来、その後、「真光寺」というお寺が(昭和から)できました。
このあたり、遊郭もあったそうです。
幕府令により、城下には遊郭は御法度だったので、宮島に持ってきた。
で、宮島の遊郭は、番付けができるほど有名になったそうです。
町家通りは厳島神社のはしのはし。その端の方に遊郭があったとか。

不動堂。宮島さんの鬼門エリアを封じる意味で作られました。
昔は釈迦如来と三尊があったんですが、神仏棄却のあおりで
釈迦如来は破棄され、不動と毘沙門天が残りました。
弘法大師もここに関連したようです。
ここには、聖観音(しょうかんのん)の石像もあります(結構あたらしい)。
聖観音は、千手観音とかいろんな観音に変化するまえの状態で、
この観音様は、人に合わせて仏様が変化するとかです。
顔の上に阿弥陀様が載ってます。

乳地蔵。子どもに飲ませる乳がよく出るように、という願いを叶えてくれるお地蔵様。
遊郭があるから、子どもも出来ます。母親は、里に帰れないので、お腹が7ヶ月目に入ったとき、
出島して、地御前あたりで出産。(血が穢れなので、島で出産できない)。
75日経ったら、宮島へ戻れるそうです。
この辺は女人坂(にょにんざか)と呼ばれる狭い坂があります。

宝寿院(真言宗、本尊は阿弥陀如来)の千手観音。
手がほんとうに1,000本あるわけではなく、
25界(地獄から有頂天まで)を救う42本の手、
なので、かけ算して1,000本あるという計算。

誓真(せいしん)さんが作った井戸。(10カ所)。
現存しているのは4つだけ。
この誓真さんは、器用な人で、
宮島に山とある木材を使って工芸品を作りました。
そのなかには、しゃもじもあったということです。
ちなみに四国の人です。

休憩が入りましたので、まえに聞きたかったことを
質問しました。
「仏さまを大切にしていた民衆が、
時代が違うからって、あっさり仏さまを投げ捨てるって
どういうこと? わたしには理解できない」

答え。
「その当時は、明治天皇は神さまだったんです。
古事記の昔から神さまの血筋だと言われてたでしょう。
で、よく考えてみたら、仏教も外国の宗教じゃないかってコトで、
仏さまを捨てろってコトになったんです」

いまは、神仏分離の影響で、仏も神も別って思う人が多いみたいだけど
昔は違ってたんだよー
ということでした。

神仏分離の波をモロに浴びた、宮島の話も
たーっぷり聞かせていただきました。
これはネタのため、自粛(笑)

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

宮島の仏さま・現地探訪(その1/3)

この日記も、カクヨムでは別ファイルになります。
新しいファイルでも、よろしくお願いします。

2019/12/11、公民館活動で宮島の現地に行き、
仏さまを見学する、というイベントがありました。
午後13:30~16:30まで。
講師は仏像ナビゲーター、政田(まさだ)マリさん。
タイトルは、
「あなたの知らない宮島を知る・歩く」
第2回 『神の島 宮島の仏さまたち』。
今日はそのレポート1です。

開催挨拶のあと、講座の趣旨説明と行程説明、注意事項などがありました。
地図を配られたんですが、見たところ 「かなりの距離を歩く」 というわりには
わたし的には、ちょっと不満でした(歩き足りなかった)。

13:55ごろ、曹洞宗のお寺、存光寺へ。
ご本尊は阿弥陀如来です。曹洞宗はご本尊は釈迦如来のはずなんですが、
禅宗のお坊さんが宗教改革して、宗旨替え。
それまでの宗教は、浄土真宗でした。浄土真宗のご本尊が阿弥陀如来。
地元の敬愛を配慮して、ご本尊は変えずにいたそうです。
……日本人らしいねえ。

阿弥陀三尊の話も出ました。 阿弥陀如来を中尊とし、
その左右に左脇侍の観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配するということで、
存光寺の仏さまたちも、三尊がバッチリ。
菩薩は如来のサポート役だそうです。

薬師如来の左手には、万能薬。サポート役は、月光(がっこう)・日光(にっこう)菩薩。
下の方に、12の神将(しんしょう:干支をあらわしている)が配されているのでした。

そこから徳寿寺(とくじゅでら)に行く途中にあったのが、大束富くじのモニュメント。
重さが違う木材の束を、くじで引いて運んだということです。
ハズレは重い木材。で、本来くじは幕府令により御法度だったんですが、
神社への上納金ということで、認めてもらったみたい。

徳寿寺へ参ります。1Fは外国人向けの着付け・和食のお料理教室。
入口から入ると、6地蔵(6道という概念から生まれた)が出迎えます。
地蔵さんは、欲や煩悩があるので格下ですが、身近なところで見守ってくれているのでした。
地蔵は菩薩のサポートをするということです。
徳寿寺の馬頭観音は、怖い顔でした。

徳寿寺には、ひとつの伝説があります。
40を超えた老夫婦(子どもなし)が、夢で光る竹を見た。お地蔵さまがそのなかに入っているという夢。
夫婦は同時に目を覚まし、同じ夢を見たことをお互いに言い合い、
山の中に入り込んでお地蔵さまを見つけ、お祀りしたところ、無事ご懐妊。
その子どもは藩主の主宰するお相撲大会のTOPお相撲さんになったそうです。
お地蔵さんは、信じれば信じるほど金色に輝くので、
金石(きんせき/こんせき)地蔵だというのです。
この地蔵さん、男女の縁切りのお地蔵さんだそうですが、
ギャンブルなどの悪縁を絶つのもあるそうですよ。

そのお地蔵さん、丸い鏡を持っていました。
よくあることなのだそうです。
化粧をしたり、服を着替えたりさせてる民間の人たち(大切にしすぎ)
なので、文化財になったのは、たった1体だそうです。

こういう話を聞くと、文化って結局、なんだろうと思っちゃいますね。
昔と変わらずに残るのが文化、って、頭かたすぎ。

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

宮島学 勉強してきた! 12月5日

さて、今回は5日と11日に開催されていた
公民館の講座に参加してきた話をします。

第1回目の今日は、5日に開催されていた講座の話。
「江戸時代~明治時代の宮島を探る」、というタイトルです。
この講座は2年まえからありまして、今回は第2弾、だそうです。
前回は、わたしはスルーしました。
船に乗って宮島付近を巡回って、そんなヒマはありません!

今回だって、やっと2時間、時間をひねり出して参加したんですからね。
で、わかったこと。――宮島関連には、サイトがあります。

宮島学センターデジタルアーカイブサイト、
http://mjp.pu-hiroshima.ac.jp/mjarchive/

今回は、そのサイトを紹介しつつ、
宮島の意外な素顔を教えていただきました。

江戸時代には、木版画でそこまでやるか、というほど
細かいところまで描写された宮島。
しかし明治時代になると、神仏分離の波に襲われ、
神仏合体を平安時代からやっていた宮島も、
僧侶が追い払われたり、
神社のなかの仏教的遺産がすべて廃棄されたり
たいへんなドラマがあったのでした。

わたしにはイマイチよく分からんのだが
政府の圧力に対して、仏教徒たちは抵抗しなかったんだろうか。
だいじな仏教的なシンボルを破壊されたり、
廃棄されて、悲しくならなかったはずはないけれど。
政府の言うがままに、神仏を分離させてしまっている。
これがキリスト教徒だったら、
きっとすごい抵抗があったと思う。
天草の一揆を見よ。

神社の朱塗り柱を、「仏教的だから」 という理由で
砂で磨いてはがしちゃうところまで
徹底してるんだよね……。
それなのに、唯々諾々と受け容れてしまう。
仏教が平和的な宗教だって言ってもさ、
こんなことで生き残っていけるんだろうかと(余計な心配)

でも、明治の政府がどれだけがんばろうと、
神さまと仏さまが同じだという庶民の意識は変えられなかったのであった。
最近は、一神教の影響が如実に出てきて(RPGのせいだな)
多神教のゆるい感じがなくなってきたのが、
わたしには気になります。

11日の話は、18日以降にします。

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

朗読会へ、行ってきた! (最終回)

2019/11/30、朗読会へ行ってきました。
全部で7話、朗読されていました。今日はその感想(最終回)です。

井伏鱒二 『遅い訪問』。(『夜ふけと梅の花 山椒魚』講談社文芸文庫)

あのポストが状差しというものだと初めて知りました。
それにしても、「私」ってセコい。
いくら失職したからって、古い学生証で図書館を利用するなんて。
娯楽のない時代だから、本を読むしかなかったんでしょうけど。
ともかく、その近くの学生のたまり場で、いろは順(時代だね)
に並べられた状差しを見た「私」 は、4、5年前の女からの手紙に
誘われて、ただで下宿してくれるというその場所へと赴きます。

井伏鱒二は、実は 『ドリトル先生』シリーズの翻訳で知っていました。
小学四年の頃だったかな。
「おじいさんが子どもだった頃」
という出だしを、いまだに覚えています。
やわらかな、やさしい語り口でした。
ドリトル先生は、知っているとおり、動物語の話せる人間のお医者さんです。
この「私」 は、失職して、ヒマを持てあましているようですが、
ドリトル先生は、忙しいったらないんです。
旅行ばかりしていましたねえ。

「私」 も、下宿先を訪れて、そこのおかみさんと
会話をするという展開になってます。
このおかみさん、どうも品がいいんですが、
ひとりっきりで子どもを亡くして、夫はいつ帰ってくるかわかんない。
だんだん、「私」 も、居心地が悪くなってきます。

なにしろおかみさんは、40代といっても美人さん。
青春まっさかりの 「私」 には、誘惑が多いかも。
それがまた、美人のおかみさんの態度が、
非の打ち所がないんですよねー。
惹かれてしまいそうです。
女の色香に迷う 「私」 のとまどいが、
ユーモアたっぷりに描かれています。

「ほんとにしばらくぶりでした!」
いや、初対面でしょう(笑)
苦笑しながらも、泥沼にはまりつつある 「私」 の
行く末が気になってしまいます。

玄関口のカマキリ虫の朗読を聞いて、
あの、タマゴを産んだらオスを食っちゃうという話を
連想しました。
それまで、のんきで、どちらかというと
お茶のみ話の延長みたいなストーリー展開だったのに、
このカマキリ虫のカギの話で、一気に
ゾッとする展開になりました。
このあたり、星新一に通じるものがある気がします。

女のこわさって、あるよね(自分も女ですが…… 笑)

ということで、今回で朗読会の話は、お終い。
来週は、宮島関連の話になる予定です。

お楽しみに!

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

朗読会へ、行ってきた! (その6/7)

2019/11/30、朗読会へ行ってきました。
全部で7話、朗読されていました。今日はその感想(6/7)です。

星新一 『人形』。(『ノックの音が』新潮文庫所収)
星新一は、中学生の頃に、100冊以上は読んだかも……。
でもこの話はすっかり忘れていました。
呪いの藁人形をモチーフに、意外などんでん返しが待っているという、
星新一のブラックなユーモアが、この話でも秀逸です。

この 『人形』 を聞きながら、わたしはふと、
この主人公を 笑えない自分に気づきました。
人形のように、絶対安全だと信じていたものに
裏切られることって、日常でもあるからです。

たとえば、原発など、どうでしょう。
絶対安全だとという神話を信じた人々。
そしてその神話のもと、文明のもたらす栄華を享受していたわたしたち。
あれこれ、万全を期してみたつもりだったのに、
いざ 蓋を開けてみたら……。

文明生活に慣れたわたしたちにとって、
元の生活に戻ることは、ほとんど不可能です。
ちょうど、金庫に閉じ込められた人形のようなもの。
これさえあれば、どうにかなると、
老婆のささやきのような 文明の利器――
テレビやラジオ、冷蔵庫や掃除機など、
使い勝手のいいものにおぼれています。

ですが。
電気が切れたら、すべて、おしまいなのです。
そこから脱出できない主人公を、わたしは笑えない。
文明の袋小路に入り込み、
したり顔して、「コンピュータは便利だな」
とか、「メールアドレス教えて」
とか、いろいろ無理難題を友だちに言っている。

「だんなさんは、どんな使い方をするかな?」
老婆の問いかけは、かなり皮肉が効いている気がします。
便利だ、楽しい、交流の場に使える。
だけど、いつの間にか、それに振り回される。
「使い方をする」 のではなく、
「使われる」ことになってしまう。

リサイクルの難しいプラスティックゴミ。
処理する方法が、一般的じゃない乾電池。
生産するばかりで、後始末は放り投げる。
金庫の中に放り込んで、安心する。

星新一の笑いは、毒がありますが
わたしは個人的には、好きですね。

応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村