ファンタジーというと、異世界に行って無双したり、やり直したり、のんびりしたりいろいろやるもんだと思っている人が多いかもしれません。
実はファンタジーって、日本人にはとっても相性がいいんです。
世界でいちばん古いSFは、『竹取物語』と言われていますが、小さな赤ん坊のかぐや姫が、短いあいだにどんどん大きくなって、絶世の美女になっていろんな人に求婚される。ついに帝まで出てくるけれど、かぐや姫は月に帰っちゃう。
SFはもともと、『科学的な根拠を持ったフィクション』というのが定義なので、『竹取物語』はSFというよりは『ファンタジー』寄りです。ファンタジーのもとの定義は、『センス・オブ・ワンダー』。つまり、なにかに激しく動揺したり、感動したりしたら、それはすでにファンタジーなんですね。月を見て感動した人が、こんな物語を書いたのでしょうか。
エルフやドワーフが出てくる「だけ」が、ファンタジーじゃない。
『竹取物語』の後、日本人は妖怪や鬼といったファンタジーの世界で遊ぶことになります。幽霊なんか、落語の世界にまで進出します。
落語の世界では、こうです。
博打の好きな幽霊が、賭けに負けます。借金をするのかと問われて曰く。
「あたしも幽霊だ、決してアシは出しません」
つまりアシ(予算以上の借金)は出さない。
そういう冗談、エルフやドワーフではあまり聞かないとわたしは感じています。
外国では、そのとんがり耳をネタにいじってるドラマも観たことがありますが、日本ではあまり見かけない。(少なくとも、わたしは知らない)。
みなさん、少し、固定概念に縛られているかもしれません。
みなさんは、どう思いますか?
次回は、ファンタジーの種類についてです。ハイファンタジー、ローファンタジー……少しずつ、お話しします。

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