牡蛎全滅! それは人災

この冬の幸せがぎゅっと詰まったちゃんぽん!

どんぶりの中から「食べて〜!」と言わんばかりに主張しているのは、今が旬の**「牡蛎(かき)」**です。ぷりっぷりの身が香ばしく焼き上げられていて、濃厚な味噌ベースのスープに浸かっている姿…もう、視覚だけで白ごはんが進んじゃいそうですよね。

ここは長崎ちゃんぽんの専門店。もちもちの麺に、シャキシャキの野菜、そしてピンク色のかまぼこが彩りを添えていて、完璧な布陣です。立ち上がる湯気と一緒に磯の香りがふわっと鼻を抜けて、一口食べればお口の中はもう冬のパラダイス。冷えた体に、この熱々のスープが染み渡る瞬間が最高に幸せなんですよね。

「あぁ、日本に生まれてよかった…」なんて、しみじみと季節の恵みに感謝しながら、レンゲを手に取りました。

さて、ここで事件発生です。 手前にどっしりと鎮座する**「巨大な白いレンゲ」**がこの牡蛎をじゃましてる

あまりの空腹に、一刻も早くスープを啜りたいという私の欲望がそのまま形になったのでしょうか。構図のど真ん中をこのレンゲが占領してしまい、主役であるはずの牡蛎が隅っこに追いやられ、今にもどんぶりの縁から滑り落ちそうな勢いです。

せっかくの冬の王様が、カメラマン(私)の「早く食べたい」という食い意地のせいで画面外にフェードアウト寸前…。

そう、今まさに牡蛎が絶体絶命のピンチを迎えていますが、これは間違いなく、私の雑なカメラワークによる「人災」です。

ちなみに牡蛎が全滅になったのは、イカダ一台について、牡蛎が通常の3倍、養殖したから酸欠になったからですって。

儲かるから量産化しようとしところ、最近の異常気象が追い打ちを掛けたとか。

広島にかぎって牡蛎がひどいのは、欲の皮がつっぱった業者のせいだという話があるようです。

ほんとかどうかは知らないよ。


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