2025年1月28日 2017年9月のボランティア戦争
みなさんは、ボランティア講師にどんなイメージがありますか?
わたしが体験したのは、パソコンボランティア。
かつて日本はIT立国を目指していました。地方自治体もその波に乗っておりました。
10年まえのわたしも近所の集会所で、ボランティアに参加しました。
子どもの時からの無鉄砲さが、ここに効いているってわけ。
うまく生徒をつかめたら、有料ボランティアだって夢じゃないぞ。うしし。
生徒さんの多くはシニア。7人ぐらい来たでしょうか。
持参してくださったノートパソコンを前に、悦に入りっぱなしの授業をするわたし。
ところが。
電源の入れ方が判らない人がおりまして……。
「パソコンの、ここがスイッチです」
小さなスイッチを示すと、スイッチを入れた生徒さんは、今度は電源の切り方が判らない。
スイッチを、入れては消し、入れては消し。画面が判らないとなきぬれる生徒さんに向けて、わたしも「迷子の仔猫ちゃん」相手の「いぬのおまわりさん」。
すると、生徒はハッと顔を輝かせました。
「ああ、つまりこのちっちゃな『まうす』を『カチッと言わせる』ってことですね」
「そうそう!」
ひとつ学んだのが嬉しかったのか、嬉々として頬を赤らめ、その生徒はさらにキーボード入力へと進みます。
キーボード入力については、指先を立てて一つ一つ、確かめるように打つんです。
整然とならぶローマ字とカナに、最先端を感じる生徒さん。
いまはスマホが主流ですが、2017年当時はまだまだパソコンが主流の時代です。
キーボード入力が出来なかったら、インターネットも出来ません。
単調な練習は飽きるので、理詰めの最短距離、「無料ゲーム」を教えました。
学問に王道なしと言いますが、ラクに出来るならなんでもいいですよね。
その後、わたしは、Mさんという人につきっきりでお世話をしました。
その方は、Wordの入力法を学びたい、ということでいらっしゃいました。
文字を打ち、漢字を変換させ、文章を打って貰います。
はじめから長い文章はムリなので、俳句をパソコンに打っていただきました。
2時間という努力の結果、
「変換と入力の仕方がわかった!」Mさん、大きな笑顔を見せます。
よかった!
ちょっと疲れたけど、Mさんにとって、いい脳活になったはず。
生徒さんはほかにも7人います。
わたしは別の人にかかりきりになりました。
すると、時間が来て、生徒さんにアンケート用紙が配られました。
5人の講師のうちZさんという人が、Mさんになにか指示しています。
「書いてください。Zさんのおかげで、変換と入力の仕方が判ったと」
「ええっ!」
わたしは思わず声を上げましたが、ふと考えました。
わたしのボランティアって、日記のネタのためじゃなかったっけ?
だいたい、わたし自身が生徒たちひとりひとりにその後のケアが出来るかどうか、正直、かなりあやしい。
ここは逃げの一手だわ!
ということで、いま、日記のネタにしています(笑)

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