ファンタジーの種類~ハイファンタジー
わたしは『センス・オブ・ワンダー』がファンタジーだと思っていますが、もちろんファンタジーの定義はいろいろあります。『ガリバー旅行記』(スイフト)のように、社会批判をするものもありますし、『高野聖』(泉鏡花)のように、幻想を描くものもある。『魔女宅』みたいな未来への希望を描くものもある。『クトゥルフ』(ラグクラフト)のように、恐怖を描くものもある。
百花繚乱のファンタジーをよく俯瞰すると、大きく分けて二種類の傾向が見られるように、わたしには感じられます。以下に詳しく見てみましょう。
- ハイファンタジー
- ローファンタジー
今回は、ハイファンタジーについてお話しします。
ハイファンタジーとは、完全に異世界に主人公が投げ込まれ、そこで苦労したりのんびりしたりするジャンルのことです。異世界転生などがよくあるカテゴリーでしょう。
ラノベ業界にもっとも強い影響を与えた作品は、言わずとしれた『指輪物語』(トールキン)ですね。トールキンはエルフ語を作ってそこから作品を構築したと言われています。その作品はアメリカなどでTRPGに採用され、各職能に応じた種族(エルフ、賢者、魔術師、ドワーフなど)などが産み出されるようになりました。ちなみに『精霊の守り人』(上橋菜穂子)は、トールキンに影響されたと明言しています。
別のカテゴリーとして、『ドラクエ』や『桃太郎』など、ヒーローが活躍する話があります。『銀河英雄伝説』(田中芳樹)などもそれかも。
あと、のんびり異世界転生モノも、ハイファンタジーの一ジャンルでしょう。グルメ系とか、溺愛ものとか、あのあたりもハイファンタジーかもしれません。
最後に、いわゆる『なろう系』です。個人が歴史を動かしたり、神話の謎を解き明かしたりする。歴史物とヒーロー物の混合という感じ。
次回はローファンタジーです。

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