縮景園で楽しむ、究極の「大人の道楽」
先日開催された合唱サークルのクリスマス会。メンバーのMさんが披露してくれた、縮景園での「お香の会」のエピソードが、あまりに優雅で、かつ興味深いものだったのでご紹介します。
「嗅ぐ」のではなく「Listen」
平安時代から続く、数種類の香木を焚き当てる「組香(くみこう)」という遊び。 Mさんが「お香は『聞く』(Listen)というのよ」と、米国の友人に説明したというお話は、まさにインターナショナルな感性そのもの。五感を研ぎ澄ませて香りと対話する……そんな日本文化の神髄に、会場のメンバーも感嘆の声を上げました。
雅な世界の「厳しい現実」?
しかし、話はそこでは終わりませんでした。Mさんが教えてくれたのは、その優雅な会の裏側にある、なんともリアルなエピソードです。
組香の結果、見事正解を言い当てたのは、意外にも**「末席」に座っていた方だったそう。本来ならその方がヒーロー(あるいはヒロイン)のはずですが、なんと最後に賞品をさらっていったのは「上座」に座る重鎮の方**だったのだとか……!
お香の世界には、香りの聞き分け以上に難しい「序列」や「流儀」があるのかもしれません。これにはMさんも苦笑い。「お香も道具も最高級だけど、ルールもなかなかシビアなのよ」というお話に、一同「それはまさに大人の道楽だね……」と、別の意味でも感心してしまいました。
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本物を知るMさんだからこそ語れる、ユーモアと気品に溢れたエピソード。 伝統の「雅(みやび)」と、ちょっと世知辛い「お作法」。その両方をまるごと楽しんでしまうMさんのバイタリティに、合唱の練習以上に(?)刺激を受けたクリスマス会でした。
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