野生の神棚がやってきた!

六畳の小さな部屋が、まるで新しい映画のセットに変わったみたい。

今日は朝から家事に取り掛かろうと寝室のドアを開けた瞬間、夫がすぐそこに立っていて、笑いながら「部屋が変わってるの、わかる?」と尋ねてきました。私は少し驚きました。普段、この六畳の部屋は夫の私室に使っていたので、何か大きなリフォームをした気配は全くなかったからです。

よく見てみると、タンスの上に小さなお守りが置かれており、その周りが木製の枠で囲まれています。お守り自体は愛らしいデザインで、まるでポップな神社のミニチュアのようです。夫はすぐに種明かしをしてくれました。「これ、Amazonから取り寄せた新しい神棚だよ!」と。

まず驚いたのは、神棚をオンラインで購入するという発想です。これまでのイメージでは、神棚といえば、親戚や知人の家で取扱店を教えてもらったり、近くの家具店で買ったり、地元の寺社で手に入れたりするものだと思っていました。しかし今や、Amazonで「小さな神棚」という商品があるのですね。パッケージを開けると、木製のフレームが出てくる。その中には紙製のお守りや、小さな神具に見立てた水、塩、お酒。まるで「自宅で手軽に神社体験」ができるキットのようです。夫がそれを見つけてきてくれたのでしょうか。

私の中で小さな感動が湧き上がりました。「こんなに手軽に神社が作れるなんて、時代は変わるものだ」と。六畳という限られた空間をどう使うかは常に頭を悩ませる問題でしたが、夫がこのように小さくても心が落ち着くスペースを作ろうとしてくれたことに、心が温まりました。

さらに、「神棚」という言葉自体が「家族や生活の守り」を連想させます。タンスの上のこのお守りは、まるで日常の中に小さな祈りの場を置くようなイメージです。普段から夫婦で共有している大切な時間の一部が、「神棚」という形で表現されていると、家という空間がより一層居心地よくなる気がしました。

この小さなリフォームは、私たちの日常に笑いと新しい発見をもたらしてくれました。夫が「変わった?」と尋ねる姿に、私はほっこり。また、自宅の中に現れたこの小さな神棚が、これからも日々の暮らしを少しだけ特別なものにしてくれるでしょう。次に何を置こうかな…と考えながら、私は再び書斎へと戻りました。


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