義母との神道的会話

焼きサンマの香ばしい匂いが漂う食卓で、お義母様との昔話に花が咲きました。それは、まるで神様が人々に恵みをもたらす「供物」を囲む、ありがたいひととき。

神代から現代へ続く、食の物語 📜
今は高値の花となっている牛肉、かしわ…。昔はそうではなかったという、まさに世の移り変わりは、神代から現代へ続く物語のよう。ひいおばあ様はかしわをこよなく愛されたといいます。特定の食材に宿る「神様」との特別なご縁を感じさせますね。

ブリや松茸の昔の豊作も、まるで天からの授かりもの。しかし、時は流れ、世の中は様変わりしてしまいました。今では高価になってしまったけれど、その代わりに、ネットという神ツールから様々なレシピという「知恵」を授かることができる。これは、新しい形で神様が恵みを与えてくださっているのかもしれません。

地の恵みが姿を変える、世の理 🌿
ズイキやトウイモ、里芋といった、かつては当たり前のように食卓に並んだ「地の恵み」が姿を消していくのは、少し寂しいもの。これは、神様が私たちに与えてくださった自然の恵みが、消費者の利便性という、また別の神様の御心によって姿を変えていく、そんな世の理なのかもしれませんね。

変わらない「神事」🙏
世の中は常に移り変わっていきます。しかし、その根底にある、家族と食卓を囲む温かい時間だけは、いつまでも変わらない「神事」として、大切にしていきたいものですね。