企業とセキュリティ


【カネの使い道はいろいろです】


 コンピュータという便利なものが世の中に出て来て、人件費が削られて企業や団体が肥えていきました。おカネがラクして儲かることに味をしめ、いろんなネットに繋がる便利さにウホウホの彼らは、大切なことを忘れていました。
 セキュリティにカネを掛けると言うことです。
 これは、企業にとっては痛い話です。なんの利益も出さないことにカネを掛けるなんて無駄だと思えてくる。
 だから、セキュリティを甘くする安い請負に、業務委託したりする。

【2025年2月5日の中国新聞23頁】


 中国新聞(2月5日)の23頁に、
「広島県平和サイト 閉鎖続く」
 とあり、平和サイトのデータの改ざん、3858件の個人や企業、団体の名前や住所、登録パスワードなどの情報が流出した可能性があること、サイトに掲載していた被爆者の証言や広島の復興の歴史などのデータも抜き取られて完全復活は難しいとのこと。

【夫のセリフ】


 夫はIT技術者で、インフラSEなので、セキュリティにも詳しいんですが、「この記事を見る限りでは、県庁のデータは無事(なぜなら富士通が関わっているから)で、外部委託したものがダメだったってことだろう。
つまり、外部委託にカネをケチったから、セキュリティも甘くなった。
 管理がどうなってるのかは不明だが、調査を富士通にさせればいいんじゃないの。どこまで外部委託に切り込めるかは知らんけど(汗)」

ということでした。
このあたり、角川がランサムウエアにやられたのと図式は同じ。

【カネを掛けるところ】


 要は、人件費を削ってウハウハしていた企業が、思わぬ反撃をくらってオタオタしているのが現状なのかもしれないなと思うので、カネを掛けるところが違うだけで、結局は出費しなければならないのが企業なんだよということを言いたい昨今です。

 


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