第一・第三木曜 あらすじ劇場 一月分
0001:はやぶさの恋
ジャンル:恋愛ファンタジー
場面設定:
時は七十年代、場所は自動車修理工場。登場人物はスポーツカーの「はやぶさ」と、中古の小型車「はと」
【はやぶさが修理工場に来たわけ】
スポーツタイプの新車「はやぶさ」は、重傷を負ってこの工場にやってきた。彼は車の世界では人気者で、人望もあった。それだけに、自負心もかなりのものがあった「はやぶさ」は、自分をほめてくれるのは当然だと思っていたのだが、たった一人だけ、「はやぶさ」のその態度を無視する車があった。中古車だが美しいフォルムの小型車、「はと」である。「はと」の平然としたそぶりを見て、なんとか振り向かせようと図った「はやぶさ」は、無茶な運転をして「はと」を傷つけるような事故を起こし、この自動車工場に連れてこられる羽目になったのだった。
【はやぶさの思いこみ】
「はやぶさ」は、「はと」」に嫌われた、と思いこみ、落ち込む。自分のせいで傷ついたのだから当然である。彼は自分が、いかに自意識過剰で、ナルシストであったかということに、おなじ事故車からの指摘で気づく。強く反省する「はやぶさ」。
事故の被害がひどくて廃車が決まった彼は、自分に自信がなくなり、「はと」から身を引こうと決意する。「はと」も事故に巻き込まれて甚大な被害を受けていたが、廃車になるほどではなかった。それを心から喜ぶ「はやぶさ」。
【いよいよ廃車の日】
スクラップ工場で、屠られていく羊のようにおとなしく廃車の列に並ぶ「はやぶさ」。そのとき、同じ事故車仲間たちが、「はと」をつれてやってきた。「はと」はそのままスクラップになりそうな彼に、本当は大好きだよと伝える。
廃車を目前に控えた「はやぶさ」は、「はと」に告白する。
「はやぶさ」は廃車になったが、部品はキーホルダーとして残された。「はと」は「はやぶさ」のことを考えながら、自動車工場を出て行く。
メモ:五十枚程度の短編。
二〇一〇年一月二日作成
0002: 借金づくしのヒーロー
BSストーリー原案集(個人用)二〇一〇年一月二日より
単語:「分割払いの払込金」、「男」が出てきました。
(ストーリー)
サラ金に多額の借金をしている男、小林。今日も取り立てから逃れるために、小林は違うところから借金をする。そもそも彼が借金漬けになったのは、ありがちだが賭け事に失敗したからだった。賭け事をすすめたのは、彼の兄。すべての原因は兄にあると思った小林は、兄を追い詰める。しかし兄は、何者かに殺されてしまった! 容疑が自分にかかり、無実を証明するためにおさななじみ白井に相談し調査を開始する小林。白井と小林の間に、愛が芽生える。捜査の結果、兄を恨む人間が次々と出てくる。兄に借金を踏み倒されたものや、兄が乱暴を働いたものなど……が、意外にも犯人は、兄の婚約者だった。兄が浮気性だったので、それを恨んだのである。悪人はとらえられた。借金があるので小林は白井から立ち去ろうとするが、白井は彼を選ぶ。二人は結婚した。
003:
二〇一〇年一月五日 欲張りな画商
単語:「悪夢」「蓄財家」が出てきました。
(ストーリー)
蓄財家で吝嗇家の画商(猫を飼っている)神崎は、初夢で「いい夢を買ったら財産が又増える」という内容の夢を見る。財産だけが生き甲斐の彼は、宝くじを買ったらいい財産になるだろうかと思い、宝くじを買う。そして、これが初春のお祝いになるように、と神棚にそなえて拝む。
ちょうどそこへ、画商へ売る絵の相談に来た絵描き、山原がやってくる。山原は貧乏な絵描きで、絵はそこそこうまいのだが、インパクトに欠ける風景画が得意なのであった。
神崎は、山原を追い払おうとする。すると山原は、自分は正月に良い夢を見た、それを買わないかと持ちかける。年末ジャンボ宝くじの当たりくじを当てたのかと思ったが、実際には彼の夢は、黄金の橋をわたる夢であった。たしかに縁起物としてはいい夢だが、インパクトに欠ける。風景画が得意な山原らしい夢であった。神崎は、山原の夢をあざわらい、追い払ってしまう。
家の中を見ると、そこに置いてあったはずの宝くじがなくなっている。もしかして、山原が取っていったのか? 彼は山原を追いかけ、問い詰めるが、山原は宝くじなど興味はない、という。持ち物をチェックしても、鞄から出てきたのは絵筆と絵の具だけ。気を悪くした山原は、二度とおまえのところに絵を持ち込まない、と言って去る。
帰ってみると、猫が宝くじにじゃれついていた。唾液でべとべとになった宝くじの当選日に、新聞で番号をチェックする神崎は、山原の絵が数千万で落札されたことを知った。
山崎の夢を買っていたら、自分の持っている絵が数千万で売れたに違いない。自分の見た夢は、こうなっては悪夢と同じだと、神崎は落ち込むのであった。
004:ダイエットの真相
飼料(えさ、赤ん坊の食べ物、取るに足りないお金)、市役所、青春が出てきました。
(ストーリー)
過激なダイエットで鳥のえさのような少ない食事をしていた青豆は、公園でデート中にダイエットのしすぎで倒れてしまう。心配した恋人の富夢(とむ)は、ちゃんとしたものを食べさせようと努力するが、青豆は拒食症になっていた。富夢は、思いあまって病院のドクターに相談する。青豆は心配させまいと、無理に食事をするが、病院で吐きまくる。
心理的なものが原因と知り、彼は青豆を気分転換させようと、サイパンの海に連れて行く。その手続きは市役所で行った。市役所では、二人は結婚を目前にしているのかと、親しくしていた職員ににこにこ言われてしまう。旅の飛行機でジュースで乾杯をかわす二人。サイパンで二人は、花火をしたり、泳いだりして過ごす。夏の終わり、二人は将来を誓い合うが、そこで彼女は倒れてしまう。
自分のためにダイエットを強行したと思いこんだ富夢は、青豆の元を去ろうとするが、青豆はどんどん悪くなる。最後の別れをしに来た富夢は、病床で彼女を絞め殺そうとする男を発見。乱闘の末、男を取り押さえる。男は青豆の父親で、自分の悪事がバレるのを恐れていたのだ。ダイエットのしすぎと思われていたのは、父親による虐待であった。富夢は父親を警察に引き渡し、青豆を守りきる。
二〇一〇年一月九日 005:時代劇:奥方の恋
「(スポーツ・芸能界などで)一流の人」「奥方」が出てきました。
ここはちょっとひねって、時代劇風にしてみますかね。
(ストーリー)
ここは大奥、男子禁制の宮。しかし将軍様はなかなか訪れて来ない。一人の宮中の奥方が、こっそり歌舞伎を見に行って、そこのスター役者と恋に落ちてしまう。禁じられた恋……。その秘密を、お小姓の西風が知ってしまう。
西風は、実は奥方のことを好いていた。奥方の秘密を将軍に打ち明けるか、あるいは恋を取るか。もし本当のことを黙っていたら、自分も又将軍に罰せられる。悪くすれば殺されるかもしれない。しかも奥方は、自分のことを好きではない……。
西風は散々迷ったあげく、うっかり秘密を別の奥方に漏らしてしまう。
別の奥方はその秘密を知り、最初の奥方を脅迫する。最初の奥方はスター役者を頼みにするが、役者の方は火遊びが過ぎたといって最初の奥方を捨ててしまう。
自分のせいで最初の奥方が不幸になった、と知った西風は、将軍から罰せられることを覚悟で、自分が将軍ではなく他の人を好きだと将軍に打ち明ける。その際、最初の奥方の浮気については、決して口外しなかったが、二番目の奥方の密告により将軍の知るところとなったのである。最初の奥方と西風は死を覚悟するが、将軍は西風に説得されて寛容の精神を見せ、二人を許す。
西風の勇気と知略に、はじめはスター役者を恋していた最初の奥方も本当の愛にめざめ、西風とともに暮らすことを決意する。二人は長屋住まいになったが、幸せにくらしたという。
二〇一〇年一月十日 006エースをめざせ!
十文字、グリップ(バット・ラケット・クラブなどの握りの部分。またはその握り方)が出てきました。
というわけで、今回はスポ根ものになります。
(ストーリー)
卓球部の新人、早瀬ななえは、お嬢様でエリートの西条馨にライバル心をたたきつけられる。ななえは才能があったのだ。初恋の人でコーチの山崎をめぐる西条との争い。ななえは山崎のために、インターハイに出れるようにがんばる。山崎と西条の間に、昔何かあったらしい。西条が山崎に涙している姿を見たななえは、山崎をあきらめようとするのだが、実は西条は山崎のことを「いとことして」好きなだけだった。インターハイでラケットをにぎり、西条とコンビをくんで二人の十字攻撃で敵を倒すななえ。山崎や西条に認められ、彼女はエースになるのであった。
二〇一〇年一月十一日 007 恋愛小説のパクリ(001)
今日はbsストーリーではなく、他の人のアイデアをもとにストーリーを考えてみます。
今回参考にするストーリーは、シュミートサイトの人の作品(残酷な休日)。
「残酷な休日」は、色っぽい麗奈という女性と、タクシードライバーの学との恋愛物語です。途中で清楚な美人が出てきます。このあたりをパクることにします。
(ストーリー)
広島新市民球場で、野球観戦をしていた大学生の学。彼は売店の売り子を見て驚く。かつて高校の時にあこがれた、お色気美人の麗奈がいたからだ。麗奈と学は意気投合するが、学がSNSで知り合った女性で、プロフィール写真で見る限りでは清楚な美人、英子があらわれ、麗奈と違った魅力のある英子に思わず心を引かれてしまう。自分の失策で英子へ心を引かれていることを麗奈に知られてしまった学は、麗奈か英子かどちらかを選ばなければならなくなった。学は決断が出来ない。麗奈を奪おうとする人物が現れる。麗奈は去ろうとする。
麗奈に嫌われたと思い込んだ学は、必死で汚名を挽回しようとがんばるが、すべてが裏目に出てしまう。麗奈を奪おうとした人物から麗奈への傷害事件が、ついに起こる。しかし最後にすべての行き違いが修正され、麗奈の愛を獲得する。
二〇一〇年一月二十一日 008 月とジャズ
今回もbsストーリーではなく、他人のアイデアを元にストーリーを書いてみます。
今回参考にするストーリーは、シュミートサイトの創作小説(わたしのコミュ)の人のアイデア。「月夜の公園でー19歳の風景画ー」と宮沢賢治をパクって見ます。
(ストーリー)
宮沢賢治がジャズを知っていた事実があることを、ご存知だろうか。彼は詩のなかに、ジャズを表現していた。それから約百年後、19歳の少年が、ストリート・パフォーマンスでジャズを奏でながら、インディーズで売れることを夢見ていた。しかし、家族や友達は、ぜんぜん理解しない。少年は、宮沢賢治の詩をジャズに変え、ネットでも配信をはじめた。すると、宮沢賢治のファンという少女(ユキ)からコメントがつき、少女と女性の間にコメントのやりとりが始まる。少女は少年の夢を応援しているが、しかし、女性自身の家庭の事情(両親の離婚と父親にひきとられること)に精神的なストレスを感じ、精神病にかかってしまう。どの薬を飲んでも治らない精神病のストレスに耐えられず、自殺するユキ。少年は衝撃を受け、「あんな女などいないほうがまし」という心ない両親の言葉に傷つき、ついに両親を殺害してしまう。そして自分も又、発狂してしまうのであった。